ムクロジはなぜこんな美容室になったのか?

ムクロジはなぜこんな美容室になったのか?

たま~~~に聞かれます。

 

自分の中では考え抜いた上でできたお店だけれども、端から見るとちょっと変わった美容室に思いますよね?

 

そこで今更ながらざくっと訳をお話しします。

ちょっとだけまじめな話です。

志し高く?美容に関わる仕事をはじめて程なくアレルギー性の咳(空気中のパーマ液などの薬剤刺激が原因?)が出る様になりました。

その当時はあまり気にしていませんでしたが、だんだん悪化してお客様にも風邪ですか?と不安がられたりもしました。咳はひどい時だと肋骨にヒビが入ったこともあるほど・・・。そんなこともありサロンワーク中はステロイド吸引をして咳を抑えていました。

 

もう一つ、20代後半に突如アトピーになったことも大きく影響しています。

環境の変化と今までの食生活などにより・・・と病院で言われました。アトピーは病院通いではよくならず、結局は色々調べてなんとか自力で回復させました。

この事は薬剤を使う立場でありながら、それまでの自分の無知さを痛感した経験でもありました。その反面、何を使っても何をしても体がストレスを感じない人は幸せだな~とも思いました。

 

そんなこんなで、スタイル作りというエゴイズムと薬剤を使う作業を積極的に勧める従来の美容室のスタイルでは、お客様にも働く美容師にも負担が大きいのではないかと疑問を持ち始めました。

 

当然と言えば当然ですが、髪・肌に使う物で人間にとって自然な物は全くありません。シャンプー、カラーリング、パーマ・・・。それなのに不要な事を積み重ねた結果、いつしかそれが当たり前の物になってしまっています。残念な事に今の美容師の多くはステキなスタイルと称して積極的に汚い髪の毛を作っている。

 

だからといって何もせずにお湯だけで洗いましょう!自身の菌を育てて・・・健やかな髪を!

なんて事は今を生きる多くの人にとっては非常に不自然でストレスに感じますよね。

理屈では理解出来ても僕には出来ません(笑)何事も程々が大事です!

 

僕はその人とその人の毛髪・頭皮がストレスを感じないバランスの見極めが大切だと思います。それをスタイル作りにも反映させながら。

そんなこんなで色々と考えて今のムクロジのスタイルになりました。一般的な美容室には行きにくい人が通える場所は必要でしょ?なんて自身を肯定したり。

 

(現時点での自分の体に負担が少ない商材を使った美容室) + (時代に程々にあわせた上での自然派美容室) = mukorossi organic hair atelier

 

なわけです。

 

もうちょっとわかりやすくすると、ただのわがままな店という事でしょうか?

こんなお店ですが宜しくどうぞ!

 

全く持ってざくっとした話ではなかったですね~。

くだらない話におつきあい頂きまして、ありがとうございます。

 

お陰様ですっかり健康体です!肩凝り腰痛以外はね。

 

mukorossi 奥川

 

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